短歌研究賞

本賞は実力ある作家を顕彰することを目的とするものです。
選考の対象は前年度(1月号~12月号)に総合誌に発表された20首以上の作品を中心とし、その作品の完成度が高いこととあわせて、それまでの作歌活動の実績が評価され、選ばれます。
令和6年度第60回『短歌研究賞』の詳細は短歌研究9月号に掲載しております。


■選考委員

馬場あき子氏、佐佐木幸綱氏、高野公彦氏、永田和宏、小池光氏

これまでの受賞者

受賞者名 対象作品 対象作品掲載月号
昭和38年 第1回 佐藤志満 「鹿島海岸」30首 「短歌研究」昭37・11
昭和39年 第2回 福田栄一 「囚れ人の手のごとく」50首 「短歌研究」昭38・11
昭和40年 第3回 大西民子 「季冬日々」30首 「短歌研究」昭39・5
昭和41年 第4回 大野誠夫 「積雪」50首 「短歌研究」昭40・4
昭和42年 第5回 富永貢 「沼の葦むら」30首 「短歌研究」昭42・11
昭和43年 第6回 上田三四二 「佐渡玄冬」30首 「短歌研究」昭43・3
昭和44年 第7回 宮地伸一 「海山」30首 「短歌研究」昭43・1
昭和45年 第8回 長沢一作 「首夏」30首 「短歌研究」昭44・9
昭和46年・昭和47年 ――――実施されていません――――
昭和48年 第9回 礒幾造 「反照」30首 「短歌研究」昭47・4
昭和49年 第10回 林光雄 「大和の旅」30首、歌集『幾山河』 「短歌研究」昭47・10
昭和50年 第11回 小川博三 「カルル橋」30首 「短歌研究」昭49・9
林吉博 「身辺拾遺」10首 「短歌研究」昭49・5他
昭和51年 第12回 石本隆一 「蓖麻の記憶」30首 「短歌研究」昭50・10
昭和52年 第13回 清水房雄 「春の土」30首 「短歌研究」昭51・8
昭和53年 第14回 安田章生 「心の色」30首 「短歌研究」昭52・7
昭和54年 第15回 三国玲子 「永久にあれこそ」30首 「短歌研究」昭53・7
昭和55年 第16回 篠弘 「花の渦」30首 「短歌研究」昭54・7
昭和56年 第17回 川島喜代詩 「冬街」30首 「短歌研究」昭55・4
昭和57年 第18回 高野公彦 「ぎんやんま」30首 「短歌研究」昭56・9
河野愛子 「リリヤンの笠飾」20首 「角川短歌」昭56・5
昭和58年 第19回 岡部文夫 「雪」30首、「鯉」20首 「短歌研究」昭57・4他
昭和59年 第20回 山中智恵子 「星物語」31首 「短歌研究」昭58・8
田井安曇 「経過一束」32首 「角川短歌」昭58・10
昭和60年 第21回 板宮清治 「桃の実」21首 「角川短歌」昭59・10
昭和61年 第22回 石田比呂志 「手花火」30首 「短歌研究」昭60・11
昭和62年 第23回 安永蕗子 「花無念」21首 「角川短歌」昭61・6
昭和63年 第24回 鈴木英夫 「柊二よ」20首 「短歌研究」昭62・2
平成元年 第25回 石川不二子 「鳩子」30首 「短歌研究」昭63・10
平成2年 第26回 稲葉京子 「白蛍」22首 「短歌研究」平1・7
平成3年 第27回 小市巳世司 「四月歌」22首 「短歌研究」平2・6
平成4年 第28回 富小路禎子 「泥眼」22首 「短歌研究」平3・7
平成5年 第29回 扇畑忠雄 「冬の海その他」25首 「短歌現代」平4・3
平成6年 第30回 岡部桂一郎 「冬」20首 「短歌研究」平5・2
平成7年 第31回 宮崎信義 「地方系」20首 「短歌研究」平6・6
吉田漱 「バスティーユの石」25首 「短歌現代」平6・3
平成8年 第32回 来嶋靖生 「おのづから」20首 「歌壇」平7・2
平成9年 第33回 河野裕子 「耳掻き」30首 「歌壇」平8・1
平成10年 第34回 春日井建 「白雨」30首、「高原抄」21首 「短歌研究」平9・9他
平成11年 第35回 時田則雄 「巴旦杏」20首 「短歌研究」平10・10
平成12年 第36回 高嶋健一 「日常」20首 「短歌研究」平11・9
宮英子 「南欧の若夏」21首 「角川短歌」平11・7
平成13年 第37回 雨宮雅子 「夕星の歌」20首 「短歌研究」平12・4
谷川健一 「海霊・水の女」31首 「短歌往来」平12・4
平成14年 第38回 栗木京子 「北限」30首 「短歌研究」平13・10
平成15年 第39回 阿木津英 「巌のちから」30首 「短歌研究」平14・7
平成16年 第40回 小池光 「滴滴集6」30首、「荷風私鈔」34首 「短歌研究」平15・1他
平成17年 第41回 春日真木子 「竹酔日」30首 「短歌研究」平16・3
吉川宏志 「死と塩」30首 「角川短歌」平16・2
平成18年 第42回 大島史洋 「賞味期限」33首 「短歌往来」平17・3
平成19年 第43回 日高堯子 「芙蓉と葛と」30首 「短歌研究」平18・10
平成20年 第44回 穂村弘 「楽しい一日」30首 「短歌研究」平19・2
平成21年 第45回 桑原正紀 「棄老病棟」30首 「短歌研究」平20・11
松村由利子 「遠き鯨影」30首 「短歌研究」平20・6
平成22年 第46回 米川千嘉子 「三崎の棕櫚の木」30首 角川「短歌」平21・6
平成23年 第47回 花山多佳子 「雪平鍋」30首 「短歌研究」平22・4
柏崎驍二 「息」20首 「短歌研究」平22・10
平成24年 第48回 梅内美華子 「あぢさゐの夜」20首 「歌壇」平23・8
平成25年 第49回 大口玲子 「さくらあんぱん」28首 角川「短歌」平24・6
平成26年 第50回 内藤 明 「ブリッジ」30首 「短歌研究」平25・2
平成27年 第51回 橋本喜典 「わが歌」31首 角川「短歌」平26・8
平成28年 第52回 三枝浩樹 「二〇一五年夏物語」31首 角川「短歌」平27・11
平成29年 第53回 水原紫苑 「極光」30首 「歌壇」平28・7
平成30年 第54回 小島ゆかり 「砂いろの陽ざし」20首 「短歌研究」平29・11
令和元年 第55回 川野里子 「Place to be」28首 角川「短歌」平30・4
令和2年 第56回 島田修三 「いいなあ長嶋」28首 角川「短歌」令元・11
令和3年 第57回 佐伯裕子 「今日の居場所」20首 「短歌研究」令2・11
令和4年 第58回 伊藤⼀彦 「さなきだに」28首 角川「短歌」令3・11
令和5年 第59回 渡辺松男 「鴇茶雀茶鳶茶」28首 ⾓川「短歌」令4・12
令和6年 第60回 坂井修⼀ 「鷗外守」20⾸ 「短歌研究」令5・3
⼭⽥富⼠郎 「UFO」24⾸ 「現代短歌」令5・5