短歌研究社刊 歌集・歌書

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『○○○』

福井緑歌集『あをみどろ』

2009.7.1刊/A5判/192頁
定価2,730円(本体2,600円)
ISBN 978-4-86272-160-0

前歌集『濾沽湖』から七年 ──清流には産れない「青味泥」に現在を託し、題名とした第六歌集。

古池に流れぬ水のあをみどろひと代の錯誤泛くごとくして


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平野早作歌集『いとしき獣たち』

かりん叢書
2009.7.5刊/四六判/168頁
定価2,500円(本体2,381円)
ISBN 978-4-86272-158-7

「作者の優しさや祈りは静かだが、かならずたしかな行動となってあらわれる。痛みや悲しみを抱える世界への深くてつよい眼差しが忘れがたい。」 (米川千嘉子「帯」)

秋ふかく飯桐は答ふ年下になりたる母をかあさんと呼べば わが生れしときから障害児兄はゐて兄のなければわが生あらず 頂上のなき上野山やはらかし競はず気負はず桜を咲かす 兄の治癒願ひを込めてわが縫へる『かさこ地蔵』の一針づつを


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平山ウタ子歌集『ゆふべ瑠璃坂』

星雲叢書
2009.7.11刊/A5判/192頁/
定価3,150円(本体3,000円)
ISBN 978-4-86272-159-4

太陽に向かって凜として立つ、あたかも向日葵の花のように明るく大らかな人柄、その作品は、抒情性にあふれて瑞々しい輝きを示している。(林田恒浩「帯」)

うむらさきの雲のふりこぼす一滴が唇にかかれりゆふべ瑠璃坂
今日来たる群鳥のことも告げ得ざり延命装置にて息する夫に
森の道のほとりの菖蒲匂ひくる母の車椅子押してすすめば
前方の雲は桜島の噴煙とぞたてがみなびく獅子の形す


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西村淳子歌集『ハカランダ』

槻の木叢書
2009.7.28刊/四六判/240頁
定価2,940円(本体2,800円)
ISBN 978-4-86272-161-7

外交官の妻として、夫を支えてきた著者が、メキシコの桜にも似た花「ハカランダ」を書名とした、
『マロニエ』につづく第二歌集。(跋・来嶋靖生)

遠目には霞の如きハカランダうす紫の花の咲き初む
FTA遂に成りたりメキシコのレフォルマ通りに日の丸揺るる
また来ます母に寄り添ひ囁けば少女のごとく小指差し出す
愚痴云へば武子の歌を口遊み母の示しし我の行く道