短歌研究社刊 2009年4月刊 歌集・歌書

・全国書店からご購入できます
・インターネット、メール、お電話でのご注文も承ります ネットでのご注文はこちらからどうぞ
・送料は一冊200円です


・全国書店からご購入できます
・インターネット、お電話でのご注文も承ります ネットでのご注文はこちら からどうぞ
・送料の記載がない書籍は送料一冊290円です。


『亡夫のネクタイ』

大槻佐知子歌集『亡夫のネクタイ』

礫叢書
2009.04.01刊/四六判/176頁/
定価2,500円(本体2,381円)
ISBN 978-4-86272-140-2

「亡夫を詠んでも少しも暗くならないのがこの作者で、天真爛漫にシングルの道を力いっぱい生きている」(由良琢郎「解説」)と評される著者が、半生を振り返る第一歌集。

霊界は異常気象でないですか マフラー・手袋落としてませんか
刻々に茜色増す夕焼けを寡婦の七人並びて見おり
この両手六十七年使いきぬ消毒したき思い出もある
瀧飛沫水に還りぬ ゆったりとわれは人生歩んでいるか


『迎撃のまなこと言へど』

利井聰子歌集『迎撃のまなこと言へど』

飛聲歌集
2008.4.1刊/四六判/224頁
定価2,625円(本体2,500円)
ISBN 978-4-86272-148-8

寺院に生まれ、寺院に嫁ぎ、人生半ばで短歌に出会った著者が、「思索的抒情」の理念のもと、自らの「真実」を問うた第一歌集。跋・西村尚

祝宴の帯しゆるしゆると解きゐて畳に落す燠火の匂ひ
青墨の余剰を切るに毛物筆ほそく鋭き冬の傾斜ぞ
「昭和の日」名付けられたる一日をからくれなゐにわが傷ひらく
浄土いま全開ここに及び来てほかほか朴の花匂ふなりぐ


『残照のとき』

小田美慧子歌集『残照のとき』

炎樹叢書
2009.4.13刊/四六判/240頁
定価3,150円(本体3,000円)
ISBN 978-4-86272-150-1

歌誌編集の多忙な日常の中で、義父を見送り、金婚を迎えて老いを深めゆく夫の姿に自らの生を重ねる。本年六月、創刊五十周年となる「炎樹」編集発行人の第三歌集。

酒蔵の蔭の菜の花盛りにて川の流れはわが歩の速さ
君が光でありたる頃をひたひたと引き寄せて咲く岸の白木蓮
過ぎたればただ茫々の五十年共に老いつつ残照のとき
木々のさみしさ響り合ふ秋の山窪に「ほ」と笑みてゐる鵯上戸


『風の果』

川﨑勝信歌集『風の果』

2009.4.29刊/A5判/228頁
定価2,000円(本体1,905円)
ISBN 978-4-86272-144-0

平成18年に富士短歌会を設立、歌誌「富士」を創刊・主宰する著者が、退職、母の死、また古里の山富士への思いなど、10年間の折々の感慨を綴った第五歌集。

妻を待つ午後の病室癒えたるは漂ふごとし春の光に
送るべき親のあらなく風知草そよと此の世の緑をゆらす
死は永き眠りなりとふ眠りより覚むるに夜の一瞬にして
藍の色増せる夕富士平みつつ影は音なく我に被さる