最近刊歌集

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 読売文学賞『青童子』完本収録 
 短歌研究文庫 前登志夫歌集
 文庫版/208頁/1905円 (送料210円) ISBN4-88551-918-7
「存在のしらべ」こそが、前登志夫という歌人の最大の特色である。
それは体内から自然に奏でられるような、短歌という定型詩固有の韻律のうつくしさである。
     (前川佐重郎「解説」より)
前登志夫の作品世界をここに集約。

第一歌集『子午線の繭』から
 『霊異記』、『縄文紀』(迢空賞)
 『樹下集』(詩歌文学館賞)
 『鳥獣蟲魚』、『青童子』(完本・読売文学賞)
 『流轉』(現代短歌大賞)、『鳥總立』まで、
 八歌集より一六五〇余首を収録。



 
編・解説 前川佐重郎  略年譜
 椿の舘  稲葉京子歌集  中部短歌叢書  A5判/248頁/3000円 ISBN4-88551-929-2
「私は、椿の花の絵をかけた部屋でよく歌をつくります。そしてこの小さな家をひそかに「椿の館」とよんでいます。」
(――著者「あとがき」より)

『宴』に続く第十二歌集
平成18年
第21回詩歌文学館賞受賞

樹々は芽を光にほどく信じ易く疑ひやすく歩むまなかひ

ほほゑみて死者も佇ちゐる宴をば夢と知りゐる時の間あはれ

白き蝶ひつたりと翅を合はせたりかくて定まる定型の律
 有涯    村山美恵子歌集   水甕叢書 四六判/200頁/2667円  ISBN4-88551-917-9
独自の素材に自らの姿を投影し、才気を抑えて、舞の奥義にも通じる、「水甕」選者の第四歌集。

変わらざるたつたひとつの青春のリングのサイズ7 名無し指

信号に道を阻まれ振りかへる追ひつきてくる筈のなきまま

真夜中の外出を気遣ひくれにしを思ひ出しつつポストへ急ぐ

 天涯の街    近藤道子歌集   かりん叢書 A5判/192頁/2571円  ISBN4-88551-923-2
「じつに面白いことに、ここでは作者に見られたり、触れられたりした
もののすべてが、とてもやさしく、心遣いのあるものに転化してしまう。
(中略)作者のよき人間性のたまものであろう。」
(馬場あき子「帯」より)

黙祷の暗幕下りる一分間われ居ず人居ず蝉時雨降る

手も足も出せずに見てたイラク戦わたし何だか神様みたい

ハムスターティッシュの上に仰向けに寝る夜月光やわらかく降る

 木洩れ日   寺本正子歌集   草木叢書 A5判/216頁/2381円 ISBN4-88551-921-7
「一言で言うならば、純正無垢、気取りも衒いもない、読む者の心まで浄めてくれるような清々しい一巻と思います。」

大村博子「跋」より
蔦の這ふ図書館に会ひし若き日の夫に添ひ来て我が家族成す

夫と吾巡礼のごとし春浅き鎌倉古道の淡き木洩れ日

吾が支柱折れたるごとしあまりにも突然すぎます島田先生


 春のもの音  中山玉恵歌集   水甕姫路双書  四六判/224頁/非売品  ISBN4-88551-914-4
教員の夫の赴任で朝鮮に在って敗戦。やっとの思いで帰国、まもなく夫が急逝し、荒波に揉まれる暮しになったという。(著者あとがきより)

 「しかしその中で著者は矜持をもって生きてこられた。 そこから得られた哲学ともいうべきものが、この一集に 充ちている気がしてならない。」――小畑庸子「跋」より
野良猫がうすく目をあけ枯草に身をよこたうる今日猫日和

くろがねの風鈴は秋の音に鳴りわれにたしかに耳二つある

狭き庭の霜が朝陽に緩みゆく妥協にかたぶくときのはやさに

 透明域  林民子歌集 水甕叢書 A5判/216頁/2800円 ISBN4-88551-887-3
「故郷の山河は、いまも鮮烈に作者を誘い、彼女の原風景でもある。牧野さんの作歌の源には、この自然との透明な融和があるようだ。
(中略)こうした心情で自然に接する作品は、今日では稀有になりつつある。それだけに、私は限りない親しみを感じるのである。」
春日真木子「序」より

のべし手にただよふ如く来る蛍あつき樹液の木とならむ吾は

遠近の除夜の鐘いま渦なして月にひびかふ大和透明

落葉松の幹を染めたる蔦紅葉あざやかにわが言葉ぬきとる


 しのび草    本告静江歌集   ひのくに双書 A5判/216頁/2381円  ISBN4-88551-928-4
「卒寿を迎えての第三歌集。
(中略)確かな嘱目と、素材を詩へ昇華させる巧みさは、天与の才というよりは、研鑽を積んだ結果であることを知らねばならないし、それより何より、本告静江という全人格的バックグラウンドを見落としてはならない。」
山野吾郎「序」より」

扇風機のねぢ締め終へてプロペラの音たしかむる亡夫の手順に

石こゆる水まろやかな里の川落ちしばかりの椿ひきゆく

時代(とき)のかぜ斜に流しゆく生きもあれ 忘れ風鈴チリリと清し